タイムライン – 細川頼之

最終更新日

細川頼之の生涯をタイムラインでまとめました。

参考文献 『細川頼之』小川信 著 吉川弘文館 1972

1329 元徳元年

1歳

細川頼春の嫡男として、三河国額田郡細川郷で産まれる。

1329 元徳元年

1歳

1339 暦応2年

11歳

父の頼春と共に阿波へ赴く。

8月15日、後醍醐天皇が没する。

1339 暦応2年

11歳

1340 暦応3年

12歳

父の頼春に従い、伊予で南朝方と戦う。

1340 暦応3年

12歳

1351 観応2年

23歳

阿波に在陣する。
南朝方の小笠原頼清を阿波東条で破る。

1351 観応2年

23歳

1352 文和元年

24歳

京都で南朝方との戦いで、父の頼春が戦死する。ただちに兵を率いて上洛し、南朝方を破る。
右馬助、阿波守護となる。

1352 文和元年

24歳

1355 文和4年

27歳

中国・四国勢を率いて、摂津で南朝方と戦う。右馬頭に昇任する。

1355 文和4年

27歳

1356 延文元年

28歳

足利尊氏より中国地方への発向を命じられる。
中国地方支配のため闕所預置権を望むが容れられず、阿波に下国しようとする。
尊氏に呼び戻され、中国管領として発向する。

1356 延文元年

28歳

1358 延文3年

30歳

これまでに、備前・備中・備後・讃岐・伊予など中国・四国地方各地で攻略し治める。

足利尊氏が没する。
足利義満が産まれる。
従兄弟の細川清氏が足利義詮の執事となる。

1358 延文3年

30歳

1362 貞治元年

34歳

前年、従兄弟の細川清氏が失脚し、南朝方へ帰順して阿波へ逃れる。
足利義詮より、清氏討伐を命じられ、讃岐で討つ。
阿波・讃岐・伊予・土佐の四カ国守護を兼ね、四国管領と表現される。

1362 貞治元年

34歳

1367 貞治6年

39歳

9月7日、讃岐より入京する。
11月25日、足利義詮の病床で、義満の補佐を託され、管領に任じられる。
義満を指して頼之に「われ今汝のために一子を与えん。」
頼之を指して義満に「汝のために一父を与えん。その教えに違ふなかれ」

1367 貞治6年

39歳

1368 応安元年

40歳

武蔵守に任じられる。
足利義満が元服し、加冠役を務める。

1368 応安元年

40歳

1369 応安2年

41歳

南朝方の楠木正儀を誘降する。正儀救援に河内へ派兵する。
比叡山延暦寺宗徒の強訴により、頼之が進めた南禅寺楼門建設が撤脚される。

1369 応安2年

41歳

1370 応安3年

42歳

今川了俊を鎮西管領として九州に発向する。
後光厳天皇の後継について、義満准母の渋川幸子と対立し退ける。
土岐頼康と対立し、頼康は尾張に下る。

1370 応安3年

42歳

1371 応安4年

43歳

楠木正儀救援のため河内への出陣を諸将に命じるが、諸将は淀川を渡らず。
頼之は、管領を辞して遁世しようとするが、義満自らに諭されて戻る。

1371 応安4年

43歳

1372 応安5年

44歳

南禅寺楼門撤脚に端を発した春屋妙葩との対立により、頼之に反撥する動きが大きくなり、再び管領を辞して四国に退こうとする。再び、義満自ら頼之邸まで出向いて説得し、翻意する。
義満が判始めを行う。

1372 応安5年

44歳

1377 永和3年

49歳

母が死去する。
斯波義将の越中守護代が国人と戦い、破れた国人が頼之の越中の所領に逃げ込んだ際、守護代が所領内に押し入り焼き払う。斯波義将と一発触発となる。

1377 永和3年

49歳

1379 康暦元年

51歳

2月20日 諸将の排斥を避けて、管領を辞して四国に下ろうとするが義満に止められる。
3月18日 再び管領を辞そうとするが、義満に止められる。
閏4月14日 諸将が室町第を兵で囲み、頼之排斥を求める。義満はついに京都退去を頼之に命じる。(康暦の政変)頼之は四国に下向する。
頼之追討を命じられた河野通直を奇襲し敗死させる。

1379 康暦元年

51歳

1389 康応元年

61歳

義満の厳島参詣のため、船を100隻余り提供する。
義満は讃岐宇多津に寄り、頼之も同乗して厳島参詣する。
帰りも義満は宇多津に寄り、頼之と語り合う。

1389 康応元年

61歳

1391 明徳2年

63歳

義満に招かれ入京する。
弟で猶子の頼元が管領となり、頼之は補佐をする。
山名氏清・満幸が京都侵攻する。これを洛中の前線で防ぐ。

1391 明徳2年

63歳

明徳3年

64歳

風邪がもとで死去する。法号は、永泰院殿桂岩常久居士。

明徳3年

64歳

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