Category: 読書感想

『洛中洛外図・舟木本を読む』感想

洛中洛外図強化月間(?)は一応終わったのですが、引き続き色々読んでいきましょう!ということで(あとセールでちょっとお安くなっていたので)、読んでみたのがこの本です。 またまた面白かったので、感想などまとめておきたいと思います。   [1]『洛中洛外図・舟木本を読む』 角川選書 黒田日出男 ...

洛中洛外図屏風について

洛中洛外図屏風に興味を持ったのは、以前にも少し書きましたが、足利義晴が細川高国の辞世の句を受けて描かせた説を知ったことがきっかけでした。 それから、「洛中洛外図強化月間」と(勝手に)定めて、研究の古い方から何冊か本を読んでみたのですが・・・ これがもう、最高に面白いんです。   洛中洛外図...

『足利義晴と畿内動乱』感想

歴史って知れば知るほど面白いなあと思うようになったのは、これまで一面からしか見ていなかった歴史には、必ず別の面からの見方がある、と気付いたことが大きな要因だと思います。 例えば。 「織田信長が足利義昭を伴って上洛して、ゴタゴタしていた畿内を平定した。」 というこれまでの見方に対して、 「ゴタゴタの畿...

山科言継についてと『戦国時代の貴族』感想

畿内戦国史の本を読んでいると、本当にどの本を読んでも、「山科言継」や「言継卿記」の名前を目にします。 当時の公家は記録としての日記を書いている人が多く、山科家でも代々、日記を書き続けていました。言継の日記である「言継卿記」は特に長い間の部分が現存しており、大永7年(1527)から天正4年(1576)...

『洛中洛外の群像』感想

洛中洛外図については、細川高国が「絵に写し 石をつくりし 海山を 後の世までも めかれずそ見ん」という辞世の句を足利義晴に送り、それを受け取った義晴が、洛中洛外図の細川高国邸に庭を眺める高国を描かせた、という説を以前に読んで(『室町幕府全将軍・管領列伝』p.475)心が震えて以来、気になっていました...